💕 がこうそう(鵞口瘡)
赤ちゃんの頬の内側や舌に白い苔状のカスが付く「がこうそう(鵞口瘡)」。
カビ(カンジダ菌)が増殖する原因、ミルクかすとの見分け方(拭いても取れない・無理に剥がすと出血する特徴)、抗真菌薬による治療、哺乳瓶や乳首・おもちゃの衛生管理について分かりやすく解説します。
👶 がこうそう(鵞口瘡)とは?
カビの一種である「カンジダ菌(カンジダ・アルビカンス)」が、赤ちゃんの口の粘膜で過剰に増殖して白い苔(プラーク)のようになる病気です。
カンジダ菌は人間の皮膚や粘膜に普段から存在する常在菌ですが、生後数ヶ月未満の赤ちゃんは免疫力が未熟なため、菌のバランスが崩れると増殖して発症します。また、風邪などで抗菌薬(抗生剤)を服用した後に口内の常在菌が減り、カンジダ菌だけが増えてしまうこともあります。
🌸 主な症状と見分けるサイン
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頬の内側や上あご・舌に白い斑点や苔状のカスが付く
頬の内側、唇の裏、上あご(口蓋)、舌などに、まるで削った粉チーズや白カビのような白い斑点が点々と張り付きます。 -
【重要】ミルクかすとの決定的な違い
- ミルクかす:授乳直後に舌の真ん中を中心に白くなり、ぬるま湯や濡れたガーゼでそっと拭くと簡単に落ちます。
- がこうそう:頬の内側や唇の裏にも付着し、ガーゼで拭いても取れません。無理にこすって剥がそうとすると粘膜が傷つき、点状に出血します。
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基本的には痛みがなく機嫌も良い
口内炎と異なり、通常は痛みや発熱を伴わないため、赤ちゃんは普段通り元気に母乳やミルクを飲みます。ただし、広範囲に広がると違和感や軽い痛みで飲みが悪くなることがあります。
🚨 小児科・小児歯科を受診する目安(チェックリスト)
- 口の中の白いカスが数日経っても消えず、範囲が広がっている
- ガーゼで優しくぬぐっても白っぽいカスが取れない
- 白くなっている部分が増えて、おっぱい・ミルクの飲みが悪くなってきた
- おしりにも赤いブツブツや皮むけ(カンジダ性おむつ皮膚炎)が同時に出ている
🏥 治療方針と家庭での衛生ケア
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抗真菌薬(シロップ・塗り薬)の使用
小児科で処方される抗真菌薬(ファンギゾンシロップやフロリードゲルなど)を使用します。食後や授乳後に、清潔な綿棒やガーゼ、指を使って白い部分に優しく塗布します。 -
⚠️ 白いカスを無理にこすり取らない(厳禁)
無理にガーゼなどで剥がそうとすると、赤ちゃんのデリケートな粘膜を傷つけて出血し、そこから雑菌が入る原因になります。薬を塗って自然に消えるのを待ちましょう。 -
哺乳瓶の乳首・おしゃぶり・おもちゃの消毒
再感染を防ぐため、赤ちゃんが口に入れる哺乳瓶の乳首やおしゃぶり、おもちゃは煮沸消毒や薬液消毒をしっかり行います。 -
母乳育児中のママの乳頭ケア
母乳育児の場合、赤ちゃんの口からママの乳首へ菌が移ったり、逆にママの乳首から赤ちゃんへ菌が戻ることがあります。授乳後は乳頭を清潔に保ち、ママの乳首にかゆみや赤み・痛みがある場合は一緒に治療を受けましょう。
💡 パパとママへ
お口の中が真っ白になっているのを見ると「カビが生えたの!?」と驚いてしまうかもしれませんね🌸
ですが、がこうそうは赤ちゃんの時期にはとてもよくある良性のトラブルです。痛みもほとんどなく、小児科で処方されるお薬を数日から1週間ほど塗ってあげればきれいに消えていきますので、焦らず優しくケアしてあげてくださいね。