💕 口内炎(こうないえん)
強い痛みから授乳や離乳食を激しく嫌がる「口内炎」。
一般的なアフタ性口内炎やヘルペス性・手足口病・ヘルパンギーナなどのウイルス性の見分け方、しみるのを防ぐ食事・水分補給の工夫、脱水症を防ぐケアと受診の目安について分かりやすく解説します。
👶 口内炎とは?
舌、歯ぐき、唇の裏側、頬の内側などの粘膜に炎症が起こり、赤く腫れたり小さな水ぶくれや白い潰瘍(アフタ)ができる病気です。
乳幼児は粘膜を誤って噛んでしまったり、おもちゃで傷つける以外にも、ヘルペスウイルスやコクサッキーウイルスなどの感染症に伴って発症することが多くあります。赤ちゃんは痛みに敏感なため、急によだれが増えたり、母乳や離乳食を一口食べては大泣きして拒否する様子がみられます。
🌸 主な種類と見分けるサイン
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アフタ性口内炎(白く丸い小さな潰瘍)
頬の内側や舌に、周囲が赤く真ん中が白っぽい米粒大の潰瘍が1〜数個できます。噛み傷や疲労・免疫力低下がきっかけになります。 -
ヘルペス性歯肉口内炎(高熱と口中の多発水ぶくれ)
単純ヘルペスウイルスの初感染で起こります。38〜39℃の高熱とともに歯ぐきが真っ赤に腫れて出血し、舌や唇に多数の水ぶくれができて激痛を伴います。 -
手足口病・ヘルパンギーナ(夏風邪に伴う口内炎)
手足口病は口の中や手足に発疹・水ぶくれができ、ヘルパンギーナは喉の奥(口蓋弓)に小さな水ぶくれが多発して高熱が出ます。 -
よだれが急に大量に増える・指を口に入れる
口の中が痛くてツバを飲み込めないため、よだれがダラダラと垂れ流しになったり、痛む場所を触ろうと指を口に入れます。
🚨 小児科・小児歯科を受診する目安(チェックリスト)
- 口の痛みが強くて水分を全く受けつけず、半日以上おしっこが出ていない(脱水症の疑い)
- 唇や舌が乾いており、ぐったりして元気がなく泣き声が弱い
- 38℃以上の高熱が続いており、歯ぐきから出血している
- 口の中に多数の水ぶくれが広がり、飲食がほとんど摂れない
- 1〜2週間経っても口内炎が治らず、どんどん大きくなっている
🏥 痛がるときの食事と家庭でのケア
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「冷たい・柔らかい・薄味」の水分・食事(最重要)
熱いもの、酸味のある果物やジュース(みかん・トマト)、塩気やスパイスは激しくしみます。冷ましたおかゆ、プリン、ゼリー、アイスクリーム、豆腐、冷やした麦茶やイオン飲料などを少しずつ与えましょう。 -
スプーンやストローで傷口を避けて流し込む
哺乳瓶の乳首を吸うと口内が圧迫されて痛むため、スプーンやスポイト、コップを使って口の奥や傷のない側へそっと流し込んであげます。 -
こまめな少量ずつの水分補給で脱水予防
一度に飲ませようとせず、ひとくち・スプーン1杯ずつを頻回に与えて脱水を防ぎます。 -
小児科での塗り薬・鎮痛薬の処方
痛みを抑える口腔用軟膏や、痛みがひどくて水分が摂れない場合は解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)を使って痛みを和らげます。ヘルペス性には抗ウイルス薬が処方されます。
💡 パパとママへ
「お腹が空いているのに痛くて食べられない」と泣く赤ちゃんを見るのは本当に切ないですよね🌸
口内炎の期間は無理にご飯を食べさせなくても大丈夫です。プリンやゼリー、冷たいスープなど喉ごしの良いものを中心にし、何よりも「水分が摂れているか」を見守ってあげてくださいね。通常は1週間前後で粘膜が修復してきれいに治っていきます。