💕 髄膜炎(ずいまくえん)
脳や脊髄を包む膜に細菌やウイルスが感染して起こる重い病気「髄膜炎」。
細菌性とウイルス性の違い、言葉を話せない赤ちゃんの危険なサイン(大泉門の腫れ・首の硬さ・噴水状の嘔吐)、至急の受診基準や予防接種の重要性について分かりやすく解説します。
👶 髄膜炎とは?
脳と脊髄を保護している「髄膜」に細菌やウイルスが侵入し、激しい炎症を起こす感染症です。
特に乳幼児の「細菌性髄膜炎」は病気の進行が非常に速く、治療が遅れると命に関わったり、難聴や発達の遅れなどの後遺症を残す危険性があります。早期発見と迅速な入院・抗菌薬治療が極めて大切です。
🌸 赤ちゃんの主な症状と見分けるサイン
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突然の高熱と激しい嘔吐(噴水状の嘔吐)
38℃以上の高熱とともに、胃の中のものを勢いよく吹き出すように何度も吐きます。 -
頭頂部(大泉門)の腫れ・張り
脳の圧力が上がるため、頭のてっぺんにある柔らかい骨の隙間(大泉門)がポコッと外側に盛り上がり、ピンと張ります。 -
首の後ろが硬くなる(項部硬直)
首が硬直して前へ曲げにくくなり、あごを胸につけようとすると嫌がって激しく泣きます。 -
抱っこを嫌がって激しく泣く(奇異性刺激性)
髄膜が刺激されるため、触られたり抱っこされたりする振動で激痛が走り、あやすほど火がついたように泣き叫びます。 -
視線が合わない・ぐったりして意識がもうろうとする
呼びかけに反応が薄く、視線が宙をさまよったり、手足をピクピク震わせるけいれん(ひきつけ)を起こすことがあります。
🚨 病院を受診する目安(チェックリスト)
至急受診(119番通報・救急車を呼ぶ目安)
- けいれん(ひきつけ)を起こしている、または呼びかけても意識が戻らない
- 視線が合わず、ぐったりして全く反応しない
- 呼吸が浅く苦しそう、顔色や唇が紫色(チアノーゼ)
至急、夜間救急・小児科を受診する目安:
- 高熱とともに何度も激しく吐き、頭のてっぺん(大泉門)が膨らんでいる
- 首が突っ張って曲がらない、抱っこすると痛がって激しく泣き叫ぶ
- 風邪のような症状から急激に悪化し、強い不機嫌や傾眠傾向(ウトウトして起きない)がある
🏥 予防と治療について
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定期予防接種をスケジュール通りに受ける(最善の予防)
乳幼児の細菌性髄膜炎の主な原因菌である「ヒブ(Hib)」と「小児用肺炎球菌」は、ワクチン接種によって大幅に発症を防ぐことができます。生後2ヶ月になったら早めに接種をスタートしましょう。 -
入院による集中的な治療
髄膜炎が疑われる場合は血液や髄液の検査を行い、すぐに入院となります。点滴による抗菌薬や抗ウイルス薬、脳圧を下げる薬などで集中的に治療を行います。
💡 パパとママへ
乳幼児の髄膜炎は、初期段階では一般的な風邪や胃腸炎と区別がつきにくいことがあります🌸
しかし、「いつもと違って抱っこを異常に嫌がる」「大泉門がポコッと張っている」「目が合わずぐったりしている」といった異変を感じたときは、ためらわずに至急小児科や救急外来を受診してください。