💕 脱水症(だっすいしょう)
下痢・嘔吐・高熱・夏場の発汗などで体内の水分と塩分が急激に失われる「脱水症」。
赤ちゃんの体が水分を失いやすい理由、見逃せないサイン(おしっこの減少・泣いても涙が出ない・大泉門のへこみ)、経口補水液(OS-1やベビー用イオン飲料)の正しい飲ませ方、点滴が必要な受診目安について分かりやすく解説します。
👶 赤ちゃんが脱水症になりやすい理由
大人の体は約60%が水分ですが、赤ちゃんの体は約70〜80%が水分で占められています。
体重あたりの水分代謝スピードが大人の約3倍と非常に速く、腎臓の働きも未熟でおしっこを濃縮して水分を体内に保持する力が弱いため、わずかな水分不足でもあっという間に脱水状態に陥ってしまいます。胃腸炎による下痢や嘔吐、高熱による発汗、口内炎などで水分が飲めない時は特に注意が必要です。
🌸 主な症状と重症度別の見分けサイン
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軽度脱水:喉の渇き・唇の乾燥・機嫌が悪い
水分を欲しがってぐずり、唇や舌が少しカサつきます。おしっこの回数や量がいつもよりやや減り始めます。 -
中等度脱水:おしっこが出ない・泣いても涙が出ない・皮膚の弾力低下
半日以上おしっこが出ない、泣き叫んでも涙が出ない、目が落ちくぼむ、皮膚をつまんでも元に戻りにくいなどの明らかな水分不足サインが現れます。 -
重度脱水(危険な状態):大泉門のへこみ・ぐったりして意識がもうろう
頭のてっぺんの柔らかい部分(大泉門:だいせんもん)がペコッとへこみ、手足が冷たくなって紫色(チアノーゼ)になり、呼びかけても反応が薄く眠り続けます。
🚨 直ちに小児科を受診する目安(チェックリスト)
- 半日(6〜8時間)以上、おしっこが全く出ていない
- 激しく泣いているのに涙が全く出てこない
- 頭のてっぺん(大泉門)が明らかにへこんでいる
- 唇や舌がカラカラに乾き、皮膚にハリがない
- ぐったりして目が合わず、手足が冷たくなっている
- 水分を飲ませてもすぐに吐いてしまい、全く受けつけない
🏥 家庭での水分補給ケアと治療方針
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「経口補水液(OS-1やベビー用イオン飲料)」の活用(最重要)
脱水時は水やお茶だけを与えると体内の塩分(電解質)が薄まってしまいます。水と塩分・糖分が黄金比率で含まれた「経口補水液」を与えるのが最も効果的です。 -
スプーン1杯ずつを「少量・頻回」に与える
一度にゴクゴク飲ませると胃が刺激されて吐いてしまいます。スプーン1杯(約5ml)を5分おきにゆっくり根気よく与えましょう。 -
母乳・ミルクは欲しがるだけ与えてOK
母乳やミルクが飲める状態であれば、無理に止めずに欲しがるタイミングで少しずつ与えて構いません。 -
病院での輸液(点滴)治療
吐き気が止まらず口から水分が摂れない場合や、中等度〜重度の脱水症には、血管から直接水分と電解質を補う点滴治療が行われます。
💡 パパとママへ
赤ちゃんのおむつを替えるときは、必ず「おしっこがしっかり出ているか」「おしっこの色が濃すぎないか」をチェックしてあげてくださいね🌸
発熱や下痢・嘔吐のときは、「一度にたくさん飲ませる」のではなく「スプーンで少しずつこまめに飲ませる」のがコツです。半日以上おしっこが出ず、ぐったりしているときは迷わず小児科で診てもらいましょう。