乳幼児育児と栄養百科
栄養素の働きを知って毎日の食事にお役立ち栄養辞典★

🍑 桃(もも)の栄養成分と健康効果 ✨

ももの主成分は糖質の果糖やブドウ糖、ショ糖などで、栄養面ではカリウムやナイアシンなどがバランスよく含まれています。酸味のクエン酸は食欲の増進や疲労回復に効果があります。
水溶性の食物繊維ペクチンは血糖値の急上昇を防ぎ、カリウムの血圧降下作用と合わさって高血圧やがんの予防にも期待されます。さらにペクチンには優れた整腸作用があり、便秘や下痢を予防します。種子の中にある「桃仁(とうにん)」は生理不順や更年期障害など女性特有の悩みに古くから用いられています。

🌟 期待される主な効果・効能

🚽 整腸・便秘の改善 🩸 高血圧の予防 🫀 動脈硬化の予防 🔥 血行促進 ⚡ 疲労回復 🕊️ 精神安定 ✨ 美肌効果 🍽️ 食欲増進 🍺 二日酔いの予防 🛡️ がん予防

✨ 桃の主な栄養パワー

🌸 水溶性食物繊維ペクチン(1.3g)

腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整備。便秘を解消し下痢を抑える整腸作用に加え、糖の吸収を穏やかにして血糖値を安定させます。

🌸 カリウム&ナイアシン(180mg / 0.6mg)

余分なナトリウムを排出して血圧を下げ、むくみを予防。ナイアシンが血流を促して冷えを緩和し、動脈硬化を防ぎます。

🌸 果糖・ブドウ糖&クエン酸

消化器官に負担をかけずに即効でエネルギー補給。クエン酸の爽快な酸味が胃液の分泌を促し、夏バテや疲労を素早くリフレッシュします。

🌸 桃仁(とうにん・女性の健康)

種子の中身は生薬として有名。滞った血行を改善する「駆お血作用」があり、月経不順や更年期症状、冷え症を和らげます。

📊 栄養成分表(桃生 100gあたり)

⚡ エネルギー:40 kcal ※1μg(マイクログラム)= 1/1000mg
タンパク質 0.6 g
脂質 0.1 g
炭水化物 10.2 g
カリウム 180 mg
ビタミンE 0.7 mg
ナイアシン 0.6 mg
食物繊維 1.3 g

👶 離乳食・子育て家庭での活用ポイント(アレルギー配慮と喉詰め防止)

  • 離乳食初期(生後5〜6ヶ月頃)からOK(最初はすりおろし加熱):
    果肉が柔らかく甘みがあるため、初期から取り入れやすい果物です。最初は皮を厚めにむいてすりおろし、小鍋や電子レンジ等でしっかり加熱してから与えると、酸味が和らぎアレルゲン性も弱まります。
  • ⚠️ アレルギー表示推奨品目(特定原材料等28品目):
    桃はアレルギーを起こしやすい果物のひとつです。口腔アレルギー症候群(口の中の痒みや唇の腫れ、喉の違和感など)を引き起こすことがあるため、初めて与える際は平日の午前中に耳かき1杯程度の少量から試しましょう。
  • つるんとした食感による喉詰まりに注意:
    離乳食後期〜完了期(生後9ヶ月以降)になり角切りやスライスで与える場合、果汁で滑って噛まずに丸呑みしてしまう危険があります。薄くスライスするか、赤ちゃんの月齢・噛む力に合わせた大きさに細かくカットして見守りながら与えてください。