乳幼児育児と栄養百科
栄養素の働きを知って毎日の食事にお役立ち栄養辞典★

✨ ビタミンAの働きと効果 ✨

当サイトでは毎日の育児に忙しいママのための
お役立ち栄養辞典をご用意致しました。

生命を維持するためには栄養素が必要です。栄養素とは、ビタミン、ミネラル、タンパク質(アミノ酸)、脂質、糖質など健康維持に欠かすことのできない成分で、食べ物に含まれています。
栄養素の役割は、脂質・糖質・たんぱく質はエネルギー源となり、たんぱく質・ミネラルは体を構成する材料になり、ビタミン・ミネラルは体の調子を整える働きをします。栄養素の種類や働きを知って、毎日の食事にバランスよく取り入れることで健康的な生活をおくって下さい。

✨ ビタミンAについて

ビタミンAには、緑黄色野菜などの植物性食品に多い「β-カロテン(体内でビタミンAに変換)」と、動物性食品に多く含まれる「レチノール」の2種類が存在します。

全身の皮膚や粘膜、口腔内を健やかに保ち、肌をすこやかに生成する重要な働きを持っています。目の角膜を守って視力低下を防ぐほか、気管支や肺など呼吸器系の粘膜バリアを強化してウイルスや細菌の感染に対する抵抗力を高めます。さらに、発がん抑制や治療効果が注目されているほか、子どもの成長促進、免疫機能や生殖機能の維持にも深く関与しています。
🛡️ 粘膜バリアと視覚・免疫の保護
鼻やのど、気管支などの粘膜を潤して病原体の侵入を防ぐ「免疫の第一防波堤」です。また、薄暗い場所での視力を保つロドプシンの生成にも不可欠で、目の健康維持に大きく貢献します。
⚠️ 摂り過ぎ(過剰症)への注意
ビタミンAは脂溶性のため、動物性由来(レチノール)を過剰に摂ると体外に排泄されにくく肝臓などに蓄積されます。過剰摂取が続くと頭痛、吐き気、疲労感、睡眠障害、食欲不振などを引き起こす恐れがあります。特に妊娠初期のレチノール過剰摂取には注意が必要です。(※野菜由来のβ-カロテンは必要な分だけ体内でビタミンAに変わるため過剰症の心配はありません)

✨ ビタミンAが不足すると…

📉 粘膜・皮膚の乾燥や抵抗力低下
・肌・目への影響:皮膚がカサカサに乾燥し、目が乾きがちになって視覚機能が低下したり、暗い場所で目が見えにくくなる夜盲症状が現れます。
・消化器・免疫低下:胃腸などの粘膜が弱まることでむかつきや下痢を起こしやすくなり、抵抗力が落ちて風邪などの感染症にかかりやすくなります。
・髪・爪・内臓への影響:髪の艶がなくなり抜け毛や白髪が増加し、爪がもろくなることもあります。また、皮膚や内臓の上皮組織を覆う粘膜形成が滞るため、がん細胞の抑制メカニズムが低下したり、各種の内臓疾患にかかりやすくなります。

✨ ビタミンA(レチノール)が多く含まれる食べ物

  • 🥩 肝臓(豚レバー・鶏レバー・牛レバー)
  • 🐟 あんこう肝(あん肝)
  • 🐟 やつめうなぎ・うなぎ
  • 🦑 ほたるいか
  • 🥕 緑黄色野菜(にんじん・かぼちゃ等:β-カロテン)
※レバー類や魚介の内臓に極めて豊富に含まれています。油と一緒に調理することで吸収率が高まります。